読み始めて親の気分になってなかなか進まなかった。学校の先生も気の毒だでも途中からぐんと物語が進んでずっと読んでて夕飯作るのが遅れた。
アレもこれも伏線だった。最後の清涼感が本当にすごかった。みんなで夏を取り戻した。コレは今年の一番。
(石塚美琴さん)
ミステリ、小学生、バディと大好きな設定。変化する状況と明かされていく謎が切ない。
「息子がどうしてもやりたいことならば、そこには切実な理由があるのだろうと受け止めている」隼人の母の言葉が印象的。子どもの頃の夏は何もなくても特別だったなあ。
(おっくんさん)
夏の庭とか、サマーバケーションEPとか、ほのぼの夏休みモノのよさもありつつ、結構震えるくらいのミステリでびっくり、特に最後の、うんまあこれ以上は。
「逃げて!」のシーンは、さらにそれも囮なのかなと読んだけど流石に違った。タレーランの新刊も早く読みたいです!
(くましゃんさん)
久しぶりにミステリーを読んだのですが、やっぱりミステリーってすごい、読むの楽しい!と思わせてくれた1冊でした。個人的には解説の辻先生に全面共感というか自分が感じたこと全部文章化されているなぁ、と。
5章の終盤で、終わり……?いやでもページ数が……と思ったところからの最後の美咲の発言には思わず体がゾクッとしました。
エピローグでは世の中の無常感に寂しさを感じましたが、公園での再開にはその後に色々な想像の余地があって終わってからも余韻にひたれる素敵な作品だと思いました。
(紅茶さん)
少年の成長と大人の後悔が混ざり合って成長と変化を生み出す素晴らしい小説でした。もちろんミステリーとしても緻密な采配で伏線を伏せたり回収したりしていて、
真相を追っていく過程を読み進めていくのが堪らなく楽しくて、1つずつ真相に近づいていくたびに明かされる事に惹きつけられます。
(ツバサさん)
小学生が金田一やコナンのような事件を起こそう…からの始まりでは予想できない程、とても切ないミステリーだった。
読了後に本を閉じた時、表紙を見て余韻を味わえる作品は良い作品だと勝手に思っているが、本書は最後の余白で余韻を味わった後、さらに表紙でも余韻が味わえる好例。
(つばしゃちさん)
幾重に張り巡らされた伏線にどれほど驚嘆し唸ったか。一つの物語にどれだけ組み込んでいるのか。近年読んだミステリーで一番。
子供達の切なる思いに心揺さぶられ、トリックに脳が揺さぶられ、最後に感動で身体が震えた。著者の本気が伝わる最高傑作の一冊。
(てっすぃ~さん)
団地に住む小学生が次々に失踪しては戻ってくる事件が発生。編集者の猿渡とフリー記者の佐々木は取材を開始する。小学生の意図的な計画であることは明らかだったが…。
それぞれの夏を取り戻す素敵な物語でした。経験してないのに懐かしくなる不思議。
(ととのうKさん)
小学生失踪のトリックを解くと見え隠れする本筋の謎。アオヤマみたいな言い回しの違いも含め至る所に伏線が張られ、伏兵までも。
最後の真犯人の登場すらも伏線によって納得させられてしまう。最後まで楽しめる作品でした。
(twizさん)
子供たちの話なので、最初は躊躇しましたが、読み進むにつれ、どんどん深みにはまっていきました。そして、色々な光景が頭に浮かんできまして。
岡崎さんらしい、あたたかい話で、ホロッときてしまいました。映像化されることを期待しています。
(よーちゃん29さん)