【内容紹介】
神紅大学ミステリ愛好会会長・明智恭介。事件を求めて名刺を配り歩く彼は、果たして名探偵なのか、ただのトラブルメーカーなのか――大学のサークル棟で泥棒同士が鉢合わせした盗難騒ぎ、夏休み直前に起きた宗教学試験問題漏洩事件、助手であり唯一の会員・葉村譲を巻き込んで繰り広げる日常の謎など書き下ろしを含む全5編を収録。『屍人荘の殺人』以前に起きた数々の事件を描く、待望の〈明智恭介〉シリーズ第一短編集!
【今村昌弘先生より、読者の皆様へ】
明智恭介の活躍を心待ちにしていた皆さま、ようやくこの本を出せる日が来ました。
遠田志帆さんのイラストもたっぷりあるのでご期待ください。
彼が学内外でどんな事件と向き合うのか、解決するのかしないのか、明智恭介ならではのミステリをお楽しみください!
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著者紹介
今村昌弘(いまむら・まさひろ)
1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。
2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は『このミステリーがすごい!2018』、〈週刊文春〉ミステリーベスト10、『本格ミステリ・ベスト10』で第1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞[小説部門]を受賞、第15回本屋大賞3位に選ばれるなど、高く評価される。映画化、コミカライズもされた。シリーズ第2弾『魔眼の匣の殺人』、第3弾『兇人邸の殺人』も各ミステリランキングベスト3に連続ランクイン。2021年、テレビドラマ『ネメシス』に脚本協力として参加。他の著作に『でぃすぺる』がある。
シリーズイラスト:遠田志帆
©東京創元社 2024